サッポロ ブログトップ

リボンコーラ 190ml [サッポロ]

MDSC_0763.jpg

リボンコーラ 190ml瓶です。

リボンコーラは日本麦酒(今のサッポロビール)から
発売されていた製品です。

リボンブランド自体は戦前から「リボンシトロン」や
「リボンジュース」として存在していましたが
1961年にそれまで米軍向けや限られた流通ルートのみ
販売許可されていたコーラの原液輸入が解禁となり、
各社がこぞってコーラ製品を世に送り出しました。
同年に発売されたリボンコーラも、その一つというわけです。

MDSC_0764.jpg
残念ながら表面の印刷はほとんど消えてしまっていますが
裏面にはまだはっきりとリボンコーラの印刷が。

MDSC_0765.jpg
NIPPON BREWERIESの表記。
1964年にはサッポロビールに社名変更をしているため
この瓶は1961年〜1963年の製造と思われます。


1960年代初頭に各社こぞって発売したコーラ製品ですが、
コカ・コーラ、ペプシコーラの大手や
ローヤルクラウンコーラ等の一部を除いて10年持たずに消えていきました。
リボンコーラも1960年代後半には終売になったものと思われます。

【リボンコーラ 190ml 千葉県安房郡にて入手】


nice!(0)  コメント(0) 

リボンジュース 200ml 1952年〜1970年頃 [サッポロ]

MDSC_0014.jpg

リボンジュース200ml 1952年〜1970年頃の瓶です。

リボンジュースは、リボンシトロンの姉妹品として
1952年に発売されたオレンジ果汁10%の飲料です。
当初は「リボンジュース」の名で発売され
テレビCMの「リボンちゃん、リボンジュースよ、リ・ボ・ン!」の
フレーズで一躍人気商品となりました。

MDSC_0750.jpg
MDSC_0751.jpg
発売当時はまだサッポロビールが日本麦酒という社名だった時代で
初期の瓶の側面のエンボスは「NIPPON BREWERIES」、
下部の社名表記も「日本麦酒株式会社」となっていました。

MDSC_0749.jpg
1964年に社名が現在のサッポロビールとなったことで、
側面のエンボスは「SAPPORO BREWERIES」、
下部の社名表記は「サッポロビール株式会社」となっています。

ところが1968年に、いわゆる「うそつきジュース問題」が勃発。
ジュースという名称は100%果汁飲料にのみ与えられるべき、とした
消費者団体と清涼飲料水業界が真っ向から対立した問題で、
1972年に清涼飲料水業界が降伏するまでこの争いは続けられました。
現在でも「○○ジュース」という名称は100%果汁飲料のみに認められています。

その際、果汁100%ではなかったリボンジュースも「ジュース」の名称をやめ
リボンオレンジとして再出発したのでした。

参照:リボンオレンジ 200ml 1970年頃以降の瓶
https://me-young-sitter.blog.ss-blog.jp/2009-11-07-1

【リボンジュース200ml 1952年〜1970年頃 千葉県安房郡にて入手】
nice!(0)  コメント(0) 

リボンドリンク200ml [サッポロ]

MDSC_0126.jpg

リボンドリンク200mlボトルです。

1970年代〜1980年代にかけて流通したものと思いますが
果たしてどんなジュースが入っていたのか全く想像がつきません。
瓶には「リボンドリンク」と書いてありますが、
そのような名前の飲料が存在した記録はなく、
リボンシトロンやコーヒー、烏龍茶等など
どんな中身でも対応できる汎用瓶だった可能性が高いです。

【リボンドリンク200ml 群馬県高崎市にて入手】

リボンシトロン200ml [サッポロ]

MDSC_0127.jpg

リボンシトロン200mlボトルです。

リボンシトロン、三ツ矢サイダー、キリンレモンなどの
透明炭酸飲料の瓶のサイズは戦前から340mlが定番でしたが、
消費者の嗜好の変化に伴い、各社ともに200mlサイズを発売しました。
この写真の瓶も、その流れに乗って1980年頃に登場したものと思われます。

現在では、リボンシトロンの瓶は全て製造中止となり
缶・ペットボトルのみの展開となっているようです。

【リボンシトロン200ml 群馬県高崎市にて入手】

リボンシトロン340ml 1970年代〜1980年代 [サッポロ]

MDSC_0125.jpg

リボンシトロン340ml 1970年代〜1980年代のボトルです。

リボンシトロン340ml 1950年代〜1960年代のボトルの頁で
ほとんどリボンシトロンについて書けなかったので説明しますと・・・

リボンシトロンは、1909年(明治42年)に
サッポロビールの前身である大日本麦酒から発売された炭酸飲料です。
シトロンとは、フランス語で「レモン」の意。
つまり、レモン風味の炭酸飲料ということです。
一方サイダーは「シードル」すなわち「リンゴ酒」を語源としており
リンゴ風味の炭酸飲料、ということになります。

現在でこそ、キリンレモン、スプライト、セブンアップ・・・などなど
レモン風味の炭酸飲料はありふれていますが
リボンシトロンが誕生した当時は珍しかったのかもしれません。

このリボンシトロンの瓶は1970年代〜1980年代にかけて流通したものですが
340mlのサイズはこの瓶をもって終売となっているようです。

その後は缶で細々と発売されていましたが
2009年はリボンシトロン生誕100周年ということもあり
リニューアル缶が登場し大々的に売り出されました。

【リボンシトロン340ml 1970年代〜1980年代 群馬県前橋市にて入手】

リボンシトロン340ml 1950年代〜1960年代  [サッポロ]

MDSC_0151.jpg

リボンシトロン340ml 1950年代〜1960年代のボトルです。

リボンシトロンと言っておきながら、画像は千葉県の「北総サイダー」の画像。
でも、間違いではありません!「瓶」がリボンシトロンなのです。
よーく見ると、上部に「Ribbon Citron」のエンボス文字が・・・。
1950年代〜1960年代のリボンシトロンや三ツ矢サイダー等の大手メーカーの空き瓶は
地方の零細サイダー工場に買い取られ、第二の人生(瓶生?)を歩むことが多く
この画像もその一例なのです。
50年以上も前に作られた瓶が未だに現役で使われているわけです。

もっとも、その地方の零細サイダー工場も、現在では廃業したり
新しい瓶に切り替えたりで、古い瓶を使い回しているところはごくわずかですが・・・。
その中でも、三ツ矢サイダーの古瓶はよく見かけますが
数百本に1本程度の割合でこのリボンシトロンの瓶が混ざっています。
つまり、よほど運が良くないとこの瓶には巡り会えないわけです。

リボンシトロンについてほとんど書けませんでしたが・・・
詳しくはリボンシトロン340ml 1970年代〜1980年代の頁にて。

【リボンシトロン340ml 1950年代〜1960年代  千葉県成田市にて入手】



リボンオレンジ200ml 1990年代〜 [サッポロ]

MDSC_0124.jpg

リボンオレンジ200ml 1990年代〜のボトルです。

それまでのデザインに比べて、ずいぶんシンプルなデザインになってしまいました。

かつては、酒屋にケース単位で注文→家まで配達というのが
瓶飲料の流通パターンでしたが
今ではもっぱら業務用での流通が主体になっています。
このリボンオレンジも業務用としての出荷がほとんどで、
サッポロビール製品を扱う飲食店などで見かけることができます。

余談ですが、2009年8月に静岡県で震度6の地震が起きた際
サッポロビール静岡工場で山積みにしてあった空き瓶が崩れて
大量に破損・・・という報道がされていましたが
映像を見る限りはその多くがこのリボンオレンジの瓶でした。

さらに余談ですが、中学生時代の美術の時間、
校外に出て写生をする日があったのですが
その時にこの中身入りの瓶をたまたま拾ったところ
手がすべって派手に割ってしまったことがありました。
それが先生に見つかり、わざと割ったものと誤解され
呼び出しをくらうという苦い思い出がある瓶でもあります・・・。

【リボンオレンジ200ml 1990年代〜 静岡県沼津市にて入手】

リボンオレンジ200ml 1970年頃〜1980年代 [サッポロ]

MDSC_0123.jpg

リボンオレンジ200ml 1970年頃〜1980年代のボトルです。

リボンオレンジは、リボンシトロンの姉妹品として
1952年に発売されたオレンジ果汁10%の飲料です。
当初は「リボンジュース」の名で発売され
テレビCMの「リボンちゃん、リボンジュースよ、リ・ボ・ン!」の
フレーズで一躍人気商品となりました。

その後、リボンジュースの頁で述べた「うそつきジュース問題」の影響で
「リボンオレンジ」と名を変え、このボトルの登場となります。
一世代前のボトルからは「ジュース」の表記が「オレンジ」に変わっただけで
基本的なデザインは変わっていません。
「うそつきジュース問題」以降の瓶なので、
恐らく1970年頃〜1980年代まで流通した瓶と思われます。

参照:リボンジュース 1970年頃以前の瓶
https://me-young-sitter.blog.ss-blog.jp/2021-01-03

【リボンオレンジ200ml 1970年頃〜1980年代 静岡県沼津市にて入手】
サッポロ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。