名糖 ライティー 200ml(赤ラベル) [その他マイナーブランド]
名糖 ライティー 200ml(赤ラベル)瓶です。
ひとつ前の記事で紹介したライティーの赤ラベルバージョンです。
緑瓶はクリームソーダでしたが、この透明瓶には
どんな飲料が入っていたのでしょうか。
共同乳業のHPにも特に記載はなく、不明のままです。
ちなみに青ラベルのライティーも存在していたようです。
また「全糖」の表記に懐かしさを覚える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今や死語ですが、戦後の物資不足の時代、菓子や飲料には
高級な砂糖に代わりチクロをはじめとした
発がん性のある合成甘味料が大量に使われていました。
全糖、すなわち合成甘味料を使わずに全て砂糖を使用しているということは
高級品の証だったのです。
そのため、三ツ矢サイダーもそうでしたが
各社ラベルに全糖を謳い、消費者にアピールしていました。
【名糖 ライティー 200ml(赤ラベル) 佐賀県唐津市にて入手】
名糖 ライティー 200ml [クリームソーダ]
名糖 ライティー 200ml瓶です。
ライティーは、アイスクリームのホームランバー等でおなじみの協同乳業が発売していた商品です。
社名こそ協同乳業ですが、各製品は実質の親会社である名古屋製糖を略した「名糖」ブランドで販売されました。
本ブログで、統一ブランドのカテゴリで紹介した「スマック」に代表されるクリームソーダが昭和40年代後半より全国を席捲しましたが、似たようなデザインで全国の飲料メーカーもこぞってクリームソーダを発売しました。このライティーもそのひとつです。
写真をよく見ると、名糖の「名」の部分がグラインダーで削られています。
協同乳業から地方の中小メーカーに瓶が流用された際、流石に社名に相当するブランドが入っていてはまずいと考えたのか、中小メーカーが削ったのでしょう。なぜ「名」だけ消して「糖」だけ残したのかは謎ですが。原料に砂糖が含まれているので、それは問題ないと考えたのでしょうか。
何れにしても、現代では考えられない大らかな時代でした。
参照:スマック
https://me-young-sitter.blog.so-net.ne.jp/2010-03-22
【名糖 ライティー 200ml 佐賀県唐津市にて入手】
銀座あま酒 180ml瓶 [その他マイナーブランド]
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ジョニー 200ml [その他マイナーブランド]
ソアラ 200ml [その他マイナーブランド]
ブイエース 200ml [その他ビタオレンジ飲料]
ブイエース 200ml瓶です。
「エース」の名前が商標に含まれていることから、過去に紹介した「ワンエース」シリーズのメーカーである、神戸のヘルス飲料の製品の可能性がありますが、詳細は不明です。
昭和40年代から50年代にかけて、当日爆発的にヒットしていた武田のプラッシーを模した商品が全国の中小メーカーで大量に生産されました。瓶の形状、デザイン、ビタミン添加の表記など、全て本家プラッシーにそっくりです。
参照:プラッシー
https://me-young-sitter.blog.so-net.ne.jp/2009-11-03-7
【ブイエース 200ml 兵庫県神戸市にて入手】