キンセンサイダー 340ml 緑瓶 [地サイダー]
キンセンサイダー 340ml 緑瓶です。
キンセンサイダーは唐津市の小松飲料が生産している地サイダーで
漢字で書くと「金扇サイダー」です。
以前、三ツ矢サイダーの瓶を流用したタイプも紹介しましたが
こちらはオリジナルの瓶のようです。
(参照:キンセンサイダー 三ツ矢サイダー流用瓶
https://me-young-sitter.blog.so-net.ne.jp/2010-05-24-4)
現在でもキンセンサイダーの生産は続けられていますが
これらのリターナブルびんではなく
もっぱらワンウェイびんが主流のようです。
かつては近所の酒屋や商店でケース単位で購入し
空瓶+ケースを回収する仕組みがありましたが
自販機やスーパーでの流通が主流の現在では
リターナブルびんの存続はなかなか難しいものがあります。
流通経路が変わってもなお生産が続いているだけでも
ありがたいことなのでしょう。
【キンセンサイダー 340ml 緑瓶 佐賀県唐津市にて入手】
メトロサイダー 340ml [地サイダー]
シラウメサイダー 340ml [地サイダー]
シラウメサイダー 340ml瓶です。
地サイダーによくある、
三ツ矢サイダーの瓶を流用したものです。
三ツ矢サイダーの紙ラベルだけ貼り直すものが多いですが、
九州の地サイダーメーカーは、ラベルではなく再印刷することが多いようです。
このシラウメサイダーもそのひとつです。
吉田飲料という会社の製品ですが、それ以外の情報は不明です。
佐賀県伊万里市に同名の企業があるようですが
そこの製品でしょうか。
太宰府天満宮に、京都から左遷された菅原道真公を追って
飛んできたと言われる「飛梅伝説」の梅の木は白梅ですが
もしかしたらそれが由来なのかもしれません。
【シラウメサイダー 340ml 佐賀県唐津市にて入手】
パレードサイダー 340ml [統一ブランド系]
パレードサイダー 340ml瓶です。
昭和30年代〜40年代、コカコーラやペプシコーラ等の外資の飲料メーカーの台頭に
危機感を覚えた中小メーカーは、取引のあった香料メーカーの後援を受けて
全国でこうした「統一ブランド」を立ち上げ
同じ名前の商品を様々なメーカーが作ることで「数」で対抗しようとしました。
パレードは1965年に服部香料の後援により誕生した統一ブランド飲料で、
(常盤香料の後援、という説もあります。)
統一ブランドの中では最もメジャーなブランドと言っても過言ではありません。
しかしその後の自販機の急速な普及により
全国に多数あった統一ブランドも平成に入る頃には多くが淘汰されました。
そんな中でも、このパレードはまだ複数のメーカーが生産を続けている
数少ない現役の統一ブランドです。
この「パレードサイダー」を生産していた
福岡県博多区の菊水飲料も、パレードを生産していたメーカーのひとつでしたが
現在は廃業しているようです。
パレードブランドはコーヒー牛乳やミルクセーキに多く用いられていましたが
サイダーの事例はあまり多くないですね。
しかも地サイダーに多く見られるような、三ツ矢サイダーの古瓶に
ロゴを再プリントしています。
このメーカーは、同様に三ツ矢サイダーの瓶を用いて
「菊水シトロン」という地サイダーも製造していたようですが
このパレードサイダーとどう使い分けていたのでしょうか。
また、福岡県には、菊水飲料を名乗るメーカーが
北九州や八女にも存在します。
それぞれ何か関係があるのか、あるいは偶然なのか、どちらでしょうか。
参照:パレード
https://me-young-sitter.blog.so-net.ne.jp/2009-12-18-2
【パレードサイダー 340ml 佐賀県唐津市にて入手】