コカ・コーラ 500ml ダルマ [コカ・コーラ]

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コカ・コーラ 500mlダルマ瓶です。

1980年代前半、コカ・コーラ社やペプシ社の製品を中心に
この「ダルマ」とよばれる瓶が数多く出回りました。
それまで、自販機は缶、店頭はリターナブル(回収のできる)瓶、
と住み分けがなされてきましたが
コンビニエンスストアの普及に伴い、個人経営の酒屋や食品店とは異なり
店頭での回収が困難になり、回収不要のワンウェイ(使い捨て)瓶として
普及したのがこの「ダルマ」です。
スクリューキャップなので、一度空けてもまた閉められる構造は
それまでの缶や瓶にはない画期的なものでした。

1人で飲みきれるサイズの300mlが一般的でしたが
この写真のように500mlサイズのものも一部で展開されていました。

1990年代に入ると、いよいよ店頭販売も缶が主流となり「ダルマ」は姿を消しますが
一部地域のドクターペッパーやキリンの力水等で再び採用された例があります。

ちなみに写真の「ダルマ」は1983年製、
誰も飲まないまま15年近く廃墟で忘れ去られていました。

【コカ・コーラ 500mlダルマ 静岡県沼津市にて入手】

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ボタンジュース 180ml [その他マイナーブランド]

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ボタンジュース 180ml瓶です。

ボタンジュースは大阪府門真市の辻井鉱泉のブランドでした。
果汁10%のいわゆる「オレンジジュース」だったようです。

下部の社名の記載が「辻井食品工業」となっていますが
現在の辻井鉱泉に社名変更する前のものでしょうか。

【ボタンジュース 180ml 大阪府門真市にて入手】
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千成ドリンク 180ml [その他マイナーブランド]

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千成ドリンク 180ml瓶です。

千成ドリンクは、大阪府門真市の辻井鉱泉のブランドでした。
「シーホープサワー」に似た甘酸っぱい炭酸飲料だったようですが、
それ以外のフレーバーもあったかもしれません。

【千成ドリンク 大阪府門真市にて入手】


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ビタフレンチ 200ml [その他ビタオレンジ飲料]

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ビタフレンチ 200ml瓶です。

1960年代〜70年代にかけて、
当時ヒットした武田のプラッシーの
類似商品が中小の零細メーカーより多数販売されました。

瓶のデザインやロゴ、ビタミン配合である旨の記載など
どの商品もプラッシーそっくりでした。
意匠登録の概念がまだない時代、
大手メーカーもうるさく言わずおおらかな時代でした。

参照:プラッシー
https://me-young-sitter.blog.so-net.ne.jp/2009-11-03-7

【ビタフレンチ 200ml 大阪府門真市にて入手】
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三ツ矢サイダー 200ml 1970年代初頭 [アサヒ]

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三ツ矢サイダー 200ml 1970年代初頭の瓶です。

三ツ矢サイダーをはじめとしたサイダー瓶は
戦前より340mlが一般的でした。

かつてはこれをケース単位で酒屋より購入し
家庭で皆で分け合って飲んでいたものが
高度経済成長期の生活スタイルの変化により
1人で飲みきれるサイズの需要が高まりました。
そこで、当時幅をきかせつつあったコカ・コーラやファンタ等のサイズと同じ
200mlにサイズダウンしたのがこの瓶です。
1970年に「三ツ矢サイダーシルバー」という製品が200mlで登場し
今回紹介した瓶もその頃と前後して販売されたものと思われます。
ライバルのキリンレモンも、同時期に
200mlサイズのキリンレモンクレールを発売しています。

自販機網の拡大を急いだコカ・コーラ社と異なり
三ツ矢サイダーの販売元のアサヒビールは
従来の酒屋ルートの販売にこだわり続けたため
しばらく普及はしなかったのですが
デザインこそ違えど、現在ではこの200mlがようやく主流になりました。
(340ml瓶も最近まで残っていましたが、2000年〜2010年頃に終売となった模様)

この写真の瓶は他社に転用されて、みかん水として第二の人生(瓶生?)を送る姿です。
三ツ矢サイダーの340ml瓶は地方零細メーカーのサイダー瓶として
広く流用されましたが、この200ml瓶が流用されている例はそれほど多くありません。

【三ツ矢サイダー 200ml 1970年代初頭 大阪府門真市にて入手】


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ソーダ水 200ml [その他マイナーブランド]

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ソーダ水 200ml瓶です。

あまりにもシンプルすぎて
それ以上でもそれ以下でもない「ソーダ水」です・・・

【ソーダ水 200ml 大阪府門真市にて入手】
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オアシス 200ml [その他マイナーブランド]

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オアシス 200ml瓶です。

オアシスは大阪は門真市の辻井鉱泉所がかつて使用していたブランドです。
辻井鉱泉所では「千成」や、日本ラニー会の統一ブランドである「ラニー」も
製造していたようですが、どのように使い分けていたのかは不明です。

「オアシス」ブランドでは少なくともコーヒーを扱っていたようですが
この写真の緑瓶にコーヒーを入れていたとは考えにくいので
コーヒー以外の何かしらの飲料もオアシスとして展開していた(する予定だった)はずです。
する予定だった、としたのは、この緑瓶が全て倉庫に未使用のまま眠っていたため。
恐らく、新たな飲料をオアシスブランドで出そうと試み、瓶まで発注するも
何かしらの理由で頓挫したのではないかと思われます。

ちなみに辻井鉱泉所では現在でもラムネを製造されています。

【オアシス 200ml 大阪府門真市にて入手】
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三ツ菱シャンペンサイダー 340ml [地サイダー]

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三ツ菱シャンペンサイダー 340ml瓶です。

「三菱サイダー」を名乗り、マークまで一緒ですが
三菱鉛筆と同様にあの三菱財閥とは一切関係がありません。
その歴史は古く、熊本県の松田工業が1919年に商標登録をしています。
「セーピス」という、カルピスに似た乳酸菌飲料も1923年に登録していましたが
前者1972年、後者は1967年に同じ熊本の弘乳舎が銘柄を引き継いでいます。

松田工業・弘乳舎ともに比較的広いエリアで事業を展開しており
熊本のみならず九州以外でも流通し
時代の流れに合わせて缶でも展開していましたが
100周年を目前に控えた2017年、
三菱サイダーは残念ながらその歴史に幕を閉じました。
(弘乳舎は現在も乳製品・アイスクリームを中心に展開中)

この写真の瓶は、ラベルが右読みであることと
昭和初期の松田工業のポスターに同様のラベルが描かれていることから
1920年〜1935年頃の物と思われます。

この手の中小企業の製造するいわゆる「地サイダー」は、
戦後に大量生産された三ツ矢サイダーの瓶を流用し
勝手に自社ブランドのラベルを貼って流通させることが多かったのですが
この瓶には下部に「MATSUDA KOGYO」の刻印があり、
戦前はきちんと自社製造瓶を作っていたことが伺えます。

熊本市も1945年に空襲の被害に遭っていること、
松田工業自体が1970年代になくなっていることから
ラベルが付いた状態のオリジナル瓶がそのままの形で残っている例は珍しく
この瓶も、はるばる戦火の届かない愛媛県の山奥まで出荷され
古い酒屋の倉庫の奥でなんと70年以上眠っていたものでした。

【三ツ菱シャンペンサイダー 340ml 愛媛県にて入手】
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コアップガラナ 230ml ワンウェイ瓶 [統一ブランド系]

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コアップガラナ 230ml ワンウェイ瓶です。

ひとつ前の投稿のリターナブル瓶に対し
近年では使い捨てのワンウェイ瓶も流通しています。
繰り返し使用しなくてはならない頑丈なリターナブル瓶と比較し
若干ガラスの強度が低い(薄い)ため、容量が30mlだけ多くなっています。

写真は東京都のホッピービバレッジの製品で
比較的大きい会社のため、首都圏近郊でも割と見かけることができます。

【コアップガラナ 230ml ワンウェイ瓶 静岡県静岡市にて入手】
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コアップガラナ 200ml(リターナブル瓶) [統一ブランド系]

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コアップガラナ 200ml(リターナブル瓶)です。

ガラナ飲料は、古くから南米を中心に
滋養強壮を目的として親しまれてきましたが
1960年代当時日本に広まりつつあった
コーラ飲料への対抗馬として日本に持ち込まれました。

その統一ブランド名称を「コアップガラナ」とし、
京都の舞妓さんのシルエットを模した茶色い瓶で
香料メーカー8社の支援を受けた上で、
全国の74社もの中小飲料水メーカーより1960年に発売されました。
しかし、大手資本が中心だったコーラの圧倒的な勢いには敵わず
やがてその規模を縮小していきました。

しかし、北海道だけはコーラ飲料の上陸が
他の地方と比較し遅かったこともあり
コアップガラナをはじめとしたガラナ飲料を飲む文化が
今でも根付いています。

現在、画像のようなリターナブル瓶での展開は
ガラナが親しまれている北海道でもすでになくなり
東京のホッピービバレッジ社のみとなりました。
画像は愛知県豊橋市のカゴメ食品製ですが、こちらは
2000年代に製造をやめてしまっています。

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リターナブル瓶も時代によりその形状が異なります。
左が1967年製の瓶、右が現行のホッピービバレッジ社の瓶です。
そもそもの高さが異なりますね。
どちらも容量は200mlですが、
現在の瓶の方が薄くて丈夫な瓶が作れるようになったということでしょう。

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裏面も、このようにデザインが大きく異なります。

【コアップガラナ 200ml リターナブル瓶 静岡県静岡市にて入手】

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